人工都市(2月12日)

降りた途端、人工都市は臭い。人の作ったものは汚れていく。どんなに光が跳ね返っても磨かない鏡は錆びていく。紐は使っていればほつれていく。橋は足を踏むごとに沈んでいく。どんなに踏もうが駆けようが大地は沈まない。石板にあれだけ強く刻んだ文字も誰も見初めずなくしてしまった。

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