この世のすべての誘惑

この世のすべての誘惑は、眠ることにつながっている。あんなことやこんなことやあいつやこいつや、あれもこれもぜんぶみんなsleeping、endormi、眠っている それを目がけてぞろぞろ歩く。ぼくらは目を覚まして、ストレッチして、ランニングをして、シャワーを浴びて、電車にのって、わけのわからない仕事をして、酒をのんで、セックスをして、どこへもいかない無茶苦茶を見させられて、眠っていく……だれもかれもがひとりでに。指図もなく、当然のごとく、わけもわからず、そんな状態になってしまう生まれつき。これが結構やみつきなんだ。

ああ気持ちがいい、夢をみて、空を飛んで、そしてそれを忘れて、また眠りにつく。こんな簡単なことに気づいてしまった。赤んぼうのときからの大発見だ。みんながみんなおんなじなんだって。

さあそこにはいって、さあはみ出さないで、そこにはいって結局、目をつぶってしまう。まぶたが重くなって、連れ出された場所はどこへ向かうのか。そこには光が、光があって、そばにいてほしいのだ。とてもたのしい、いい気分があふれて

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